栃木県岩舟町
私たちの家は完成してもうすぐ9年になります。全てに本物の材料を使ってもらったので、時間が経つにつれて味わいが出てきて傷ひとつにも愛着があります。
9年前、私たちはまだ若く、家を建てるというのも現実的に考えていいのかどうかという頃でした。
あるとき、家族でドライブのさなか、建築中の家が目に入りました。
西洋瓦の家だったのですが、なぜかとても心惹かれ、会社名を見ると地元の栃木市にあることを知り、居てもたってもいられずその足でニットーホームさんの展示場に向かいました。
展示場では見るものすべてが本物で、私達が来ていいんだろうかと思いましたが、社長さんはとっても優しくて、焦らずゆっくり、私達のペースで話を聞いてくれて、安心したことを覚えています。
家造りに関する知識なんて全くありませんでしたが、社長さんが丁寧に教えてくれて。家のデザインも一緒に考えてくれたんです。
この家のテーマは海外の雑誌に載っていた「田舎のおばあちゃんの家」。
これもニットーホームさんが写真を集めて提案してくれました。
実際できてみると夢のようで、イメージ以上の仕上がりでした。
そこに、もらいものの古家具や古道具を集めて家と一緒に手入れをしながらのんびりと暮らしています。
今はアンティークや古道具が流行って手に入りやすくなりましたが、当時は売っていないので、廃業する歯医者さんからもらってきたりと本当の古道具たちなんです。
そのぶん愛情や物語があって面白いんですけどね。
敷地が広いので庭の手入れが大変で、ヤギを飼い始めました。実際飼ってみると意外と手がかかって草むしりするほうが楽だったり(笑